昨日は札幌コンサートホールKitaraにて行われた
坂本龍一教授のピアノツアーへ。
一度でいいからピアノコンサートへ行きたい!
という思いが昔からありまして。
今回初めての経験。
・
・
・
・
・
・
一曲目から前衛アートのようなパフォーマンス。
なんとピアノに覆いかぶさった状態で
弦を手で叩いての演奏。
これにはちょっとやられた。
さらに「composition 0919」という曲では、
教授直々に「この曲だけ撮影OKです!」というサプライズ。
(すでにブログに大量の写真がアップされていて興味深い。)
ホール全体が液晶の明かり・フラッシュ・電子音の渦の中へ。
ランダムに鳴る電子音が相まってカオス状態。
教授とセッションしてる気分です。
あっという間に曲のテーマに合った未来を感じる空間に。
皆楽しそう。粋な計らい、貴重な体験。
ピアノはこのようにトランプの絵札のように2台配置。
手前のピアノはあらかじめ教授が演奏データを入力済みで自動演奏。
一人で連弾を実現させています。面白い!
kitaraの天井。音響のためか複雑な形状をしている。
曲目はその時弾きたい曲を弾くというスタイルで進みます。
スタッフですら予想がつきません。
まさにライブ。
そんな中
弾きたい曲の譜面が見つからず焦る教授。
「やっべ~!どこいった?」と言う感じで頭掻いてた(笑)
MCでは、恥ずかしそうにしゃべったと思えば
何曲か立て続けに黙々と弾いたり。
拍手には遠慮がちに応えたり。
そのへんがまた天才肌らしくて楽しい。
アンコールではYMOの名曲「behind the mask」がっ!!
テンション上がった!驚いた。
この曲だけ前奏で拍手が起こりました。
YMOファン率が高かったのか?(笑)
ああ~戦場のメリークリスマスもうれしかったなぁ。
終始「教授の弾きたい曲をみんなで聴こう!」
というアットホームな雰囲気でした。
琴線にやさしく触れる曲ばかりで
心地がよくってずっと聴いていたかった・・・。
2時間あっという間の良い夜だったな・・・。
帰りは美唄焼き鳥で一杯。
そして一つ斬新な試みが。
全国のコンサート音源を最短で24時間後に
iTunesで販売しているんです。
他の会場で何を弾いたかチェックできる。
まもなく昨夜の音源が販売されるはずです。
アップされたらipod touchから購入しよう。
僕のシャッター音も参加している貴重な音源。
ワックス削りながら聴きたいなぁ。
きっとはかどるはずだ。
今年57歳になる教授。
頑固にならず
柔軟に新しい技術を取り入れ
チャレンジを続ける姿勢が
とても若々しくてカッコイイと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿