2009年4月20日月曜日

Ryuichi Sakamoto Playing The Piano 2009




昨日は札幌コンサートホールKitaraにて行われた
坂本龍一教授のピアノツアーへ。


一度でいいからピアノコンサートへ行きたい!
という思いが昔からありまして。
今回初めての経験。
一曲目から前衛アートのようなパフォーマンス。
なんとピアノに覆いかぶさった状態で
弦を手で叩いての演奏。
これにはちょっとやられた。



さらに「composition 0919」という曲では、
教授直々に「この曲だけ撮影OKです!」というサプライズ。
(すでにブログに大量の写真がアップされていて興味深い。)
ホール全体が液晶の明かり・フラッシュ・電子音の渦の中へ。



ランダムに鳴る電子音が相まってカオス状態。
教授とセッションしてる気分です。
あっという間に曲のテーマに合った未来を感じる空間に。
皆楽しそう。粋な計らい、貴重な体験。



ピアノはこのようにトランプの絵札のように2台配置。
手前のピアノはあらかじめ教授が演奏データを入力済みで自動演奏。
一人で連弾を実現させています。面白い!



kitaraの天井。音響のためか複雑な形状をしている。


曲目はその時弾きたい曲を弾くというスタイルで進みます。
スタッフですら予想がつきません。
まさにライブ。

そんな中
弾きたい曲の譜面が見つからず焦る教授。
「やっべ~!どこいった?」と言う感じで頭掻いてた(笑)
MCでは、恥ずかしそうにしゃべったと思えば
何曲か立て続けに黙々と弾いたり。
拍手には遠慮がちに応えたり。
そのへんがまた天才肌らしくて楽しい。

アンコールではYMOの名曲「behind the mask」がっ!!
テンション上がった!驚いた。
この曲だけ前奏で拍手が起こりました。
YMOファン率が高かったのか?(笑)
ああ~戦場のメリークリスマスもうれしかったなぁ。
終始「教授の弾きたい曲をみんなで聴こう!」
というアットホームな雰囲気でした。


琴線にやさしく触れる曲ばかりで
心地がよくってずっと聴いていたかった・・・。



2時間あっという間の良い夜だったな・・・。
帰りは美唄焼き鳥で一杯。


そして一つ斬新な試みが。


全国のコンサート音源を最短で24時間後に
iTunesで販売しているんです。
他の会場で何を弾いたかチェックできる。
まもなく昨夜の音源が販売されるはずです。

アップされたらipod touchから購入しよう。
僕のシャッター音も参加している貴重な音源。
ワックス削りながら聴きたいなぁ。
きっとはかどるはずだ。

今年57歳になる教授。
頑固にならず
柔軟に新しい技術を取り入れ
チャレンジを続ける姿勢が
とても若々しくてカッコイイと思う。

0 件のコメント: